【中宮温泉 にしやま旅館】浸かってよし飲んでよしの極上湯

石川県

白山麓の秘湯

7月上旬、梅雨の中休みの晴れ間を見て石川県は中宮温泉にしやま旅館に行ってきました。
中宮温泉は石川県から岐阜県に繋がる白山白川郷ホワイトロードの入口付近に存在します。
にしやま旅館は明治2年創業の老舗旅館。雪深い場所のため、1年の内半分くらいの期間しか開業していない宿です。
国道360号線をどんどん山の中に進んでいき11時に宿に到着。

宿の隣に駐車場があります

入口には日本秘湯を守る会の提灯がともっています。
看板と行燈の文字がいい温泉を期待させる書体で書かれていますね。

茶色とグレーと緑の絶景空間

受付をすませ温泉に入るとします。日帰り入浴料は700円。
木の温もりを感じるとても良い空間。そして茶色の外枠の中にグレーに染まる湯。
この時点で今日の当たりを確信しました。
外には鮮やかな山の緑を見ることができ、そして温泉特有のいい香りに包まれています。

湯舟は2つに分かれていて熱さが異なっています。
左側は湯量が多い熱目、右側は湯量少なめの少しぬるめ。
少しぬるめと書いたのですが左側の湯船と比べてぬるめであって本来は熱目の部類に入ります。

湯量を絞っている

温泉の色は浴槽の影響でグレーに見えるのですが薄い黄色。
茶色の湯ノ花が少し見られます。
まずは熱目の湯船に。ちょっと熱すぎて長時間は無理です。
少しぬるめの湯船に。やはりこちらの方がいいですね。
湯は肌に優しくツルツルにしてくれます。

温泉成分の付着が嬉しい

露天風呂

露天風呂もあるので一度着替えて4階に行きます。
こちらも同じ源泉を使い大きな樽を湯船にしています。
湯量は内風呂よりもさらに絞られており湯温は少しだけ低くなっている。

湯口
湯は薄い黄色

飲泉できるよう浴室にはコップが置いてあるので飲んでみます。
温泉は一般的に飲みにくい味が多いのですがこちらの温泉は癖が少なく飲みやすい。
療養番付の前頭に君臨しているだけのことはあります。
炭酸水素塩泉の成分が胃腸にとても良い効果があるようで「胃腸の湯」とも呼ばれています。
こういった温泉は全国にたくさん存在してほしいですね。

総評

・山の中に佇むロケーションが最高。
・浴室の茶色の空間にグレーの水面が目に癒しを与えてくれます。
・お湯は源泉かけ流しで上質。長時間体をポカポカにしてくれます。
・そしてこの上質の湯は体の中もきれいにしてくれる魔法の湯。
私のように胃腸の弱い人は何度も足を運んで飲泉したいですね。
・中宮温泉の歴史について教えてくれるフレンドリーなご主人との会話も楽しい。


いい温泉との出会いに感謝!

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